Mame's SIGNING EPISODES
豆にサインを教え始めたのは5-6ヶ月頃でしょうか。
はじめは【おいしい】【頂きます／ご馳走様】を教えていましたが、こちらも根気がなく、すぐうやむやに。
講師になってきちんと毎日の語りかけにサインを添えるようになったのは7-8ヶ月頃から。
最初は【ミルク/おっぱい】【もっと】【おしまい】を教えていました。
それまで何となく手をニギニギして【おっぱい】のサインの兆しはあったのですが、初めて意思をもって豆がサインを出したのは9ヶ月のとき。
豆パパの実家の初孫フィーバーに巻き込まれ、いつもはとっくに寝ている時間に豆ジイジが抱き続けていたので、豆ママ＆パパにＳＯＳとして
【おっぱい】
のサインを出しました。
それは弱々しく、悲しげなサインでしたがはっきり読み取れました。
もちろん豆ママは「オッパイが欲しいと言ってるのでこれで失礼しまーす」と豆を引き取ることができました。
鬼ヨメ君臨の瞬間！（笑）
豆ママは何にでもメロディーをつけて適当に歌うので、豆はメロディーのあるものに興味が向くようで。
サインとして覚えてほしいものにはいつも節やリズム、絵本を使って興味をひきました。
特に好きな絵本は『ＧＯＯＤＮＩＧＨＴ ＭＯＯＮ』
【ねずみ】【月】【家】【星】【ねこ】【電灯】・・・1歳の誕生日前にサインをクリアしました。
いくら絵本やビデオで見ていても赤ちゃんにとっては世界は不思議にあふれているもの。
どんなに豆に【花】のサインを教えてもおぼえなかったのに、ある日、散歩の途中で花を手にとってにおいをかぐ動作をして見せたら「そうだったのか!!!」とばかりに【花】のサインを一瞬で習得しました。
本物に勝る教材はないことを思い知りました。
どの赤ちゃんも犬のこと、大好きですよね。
豆もしばらくどんな動物を見ても「わんわん」といいながら【犬】のサインをしていました。
すごいのはどんなに遠くにいる、豆粒みたいに小さく見える犬にもちゃんと反応して毎回教えてくれていたこと。
自分から語りかける喜びを精一杯表しているみたいで本当に愛しい瞬間です。
もちろんその後サインは分化していき、いろんな動物をそれぞれのサインと泣き声で表現するようになりました。
1歳3ヶ月のときのこと。
愛知万博のキャラクター、「モリゾーとキッコロ」の新聞記事を見るなり、
【赤ちゃん】のサインでキッコロを指差しました。確かに。キッコロは「森の子供」ですもの。
続いて【カエル】のサイン。
？？？
しばらくしてようやく「カエルと同じ緑色」ということにきづいて確かめると、本当に嬉しそうに、満足そうに笑っていました。
新聞記事はシロクロ。でも「本当は緑色だよね！」といわんばかりの出来事でした。
想像力とサインの単語が増えてきて、伝えたいことが沢山の時期でした。
ベビーサインで話が通じると、赤ちゃんは本当にいい笑顔をします。
それは【パンダ】のサイン。
本来は両手でめがねを作るような動作ですが、豆は両手をグーにしてお目目を隠してしまうから
「ちがうよー、こうだよ！」とやって見せてもこちらが見えない＿|￣|○
しばらくこの「目隠しメガネ」が豆の【パンダ】サインでした。
その後ようやく修正。
「パンダうさぎコアラ」の歌はサインの振りつきで歌えるようになりました。
豆ママと二人で買い物帰り、カフェで一息しようとしたら・・・
【おやつ】【飲み物】のサインの連呼でうるさいうるさい！（本当はベビーサインだけだから静かだったんですが）
運ばれてきたチーズケーキを見て、【チーズ】のサインも。
一口あげれば【もっと】【もっと】！と本当にうるさい！
ベビーサインの表現力ってすごい、と実感しました。
最初は書いてあるとおりに絵本を読んでサインを教えて･･･という読み方でしたが、好きなサインをするために開くことも多くなりました。
どんな小さなアイテムも探し出してサインで読んでいます。
お気に入りの『きんぎょがにげた』（五味太郎 作）ではお部屋の隅々のアイテムを、
前出の『GOODNIGHT MOON』では小さなねずみをお部屋のいたるところから探しています。
もちろん【どこ？】のサインを使って。
あまりまじめに3ヶ国語教育は行っていませんがベビーサインを使って言葉同士のリンクもできているようです。
【赤ちゃん】＝【ＢＡＢＹ】＝【Bebé】
【ねんね】＝【ＧＯＯＤ ＮＩＧＨＴ】
【ねずみ】＝【ＭＯＵＳＥ】
【びっくり】＝【ＳＵＲＰＲＩＳＥ】
【青】＝【ＢＬＵＥ】＝【azul】
【赤】＝【RED】＝【rojo】
【ネコ】＝【CAT】＝【gato】
などなど・・・
これからはこちらのコミュニケーションにもパワーを注ぎたいところです。
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